スキーヤー増量キャンペーン Vol.2



「私をスキーに連れてって」から20年───  綾崎幸生

 保護者の中には、『極楽スキー』や『見栄講座』とともに話題になったこの映画に誘われるように、スキーを楽しんだ方も多いはず。リバイバル発売された 「私スキ」 DVDはすぐに完売となるなど、今も根強い人気があります。それでも、「子どもができてからはもう何年も滑ってないなぁ」という方は少なくないことでしょう。そこで、改めてスキーの魅力に目を向けてみます。

運動神経が鈍くても、筋力が小さくても
 球技などと違って、いわゆる運動神経が鈍くても、筋力が小さくても、その人なりに十分に楽しめるのがスキーの良いところ。全くの初心者から楽しめる珍しいスポーツと言うことができます。近ごろ運動不足のお父さん・お母さんにとっても無理のない運動で、家族で行くレジャーとしても最適です。ファミリー向けの施設やサービスが充実したスキー場も増えました。
世界で最も多く雪が降る国、日本
 そもそも、人が大勢住む地域にこれほど多くの雪が降る国は日本以外になく、スキーヤー数、ゲレンデ数、ウェアや用具の消費額はいずれも世界一です。なのにどうしてアルペン種目で弱いのかはさておき、リフト発明のずっと前、えっちらおっちら板を担いで雪坂をのぼってはおりていた大正時代から全日本スキー連盟があるほど、人々は雪面を滑ることに魅了されてきました。
さあ、また新たな白銀に招かれよう
 今、バブル崩壊後のスキー客減少に加え、交通網や大量輸送リフトの整備により、かつてのような大渋滞やリフト待ちは嘘のように消えつつあります。レンタル用具やリフト代も以前より安い。さあ、思いきって古いウェアを引っ張り出してみてはいかがでしょうか。無論、未経験の方にもお勧めです。何せザイラーもステンマルクもトンバも上村愛子も皆、初心者でした。

そうそう、「初めのうちは子どもの面倒を見るのが大変で自分が滑るどころでは
ないからイヤ」という向きにはアルプス子ども会のスキーキャンプがお勧めです。